いしかわゆきさんの著書「書く習慣」に影響され1ヶ月書くチャレンジを始めて今日で20日目。今日のテーマは「これまでで1番の後悔」
進学や就職など人生を左右するような選択は責任と覚悟を持って決断してきたつもりだ。だから後悔するようなことはあまり出てこない。とはいえすべての選択、その結果送ってきた人生が完璧だったかというとそういうわけでもない。
勉強をもっとすればよかった
これを後悔と言っていいのか分からないが学生時代、もっと勉強すべきだったなと思う。専門学校に入学した時にそれを強く感じた。というのも高校までは同じ年齢、同じくらいの学力の人と関わってきた。それが専門学校に入ったら今までとは全く違う環境だった。自分よりも年上の大人たちばかり。20代~50代までの幅広い年齢、専門学校を1度卒業している人、大学を卒業している人、別業種で開業を経験している人など様々だった。
全員が年上、同い年が1人もいなかった。そんな環境で専門学校生活がスタートした。授業やテストでも差を感じていたが話し方1つ、考え方1つとっても自分の教養レベルとの差に愕然とした。あまりにも自分の頭が悪すぎた。学力というより教養という言葉の方が正しいかな。賢さが自分にはなかった。
小学生の時はテストで80点以上は取れる人だった。宿題もきっちりとやっていた。それが中学になってからはなかなか思うような点が取れなくなってきた。人間関係を悪くしてあまり学校に行けなかったのもそうだがもう1つ考えられる要因がある。
早くに決まった進学ルート
中学1年の時点で将来の夢と進路が明確になってしまったことだ。鍼灸師になると決めた中学1年の冬、そのためにどういう進路を歩めばいいかを調べた結果、答えは一択だった。鍼灸学校は地元に1校しかなかった。入試制度を見ると作文と面接で評価されるだけ。どれだけ偏差値の高い高校に行こうが落ちこぼれの集まりみたいな高校に行こうが高校を卒業して行き着く先は同じだった。県外への進学は金銭的な事情もあり中学の時点で親から止められていた。
だからこの先どれだけ勉強を頑張ろうが手を抜こうが作文を書いて鍼灸師という仕事についての想いを語れば地元唯一の鍼灸学校に入れることが分かってしまった。そこからはあまり勉強に力を入れなかった。
高校入試の時こそ少し頑張ったが高校入学後はほとんど勉強をした記憶がない。地元の商業高校に進学した。普通科の高校とはカリキュラムが少し違う。授業は6限、補習はほとんどなし。いわゆる5教科で課題を出されることはなかった。商業科目での課題は多かったが自分が興味を持ってやっていることだったので勉強しているという感覚はなかった。成績は真ん中くらいを3年間守り続けた。偏差値50に届かないような高校の真ん中の順位なので世間一般からしたらかなり下の方だ。勉強よりも部活や遊びにエネルギーを費やした。その結果、専門学校に入ってから大変な思いをした。
勉強する習慣を身に付けるところからのスタート
専門学校入学当初は家で勉強するという習慣が無いところからのスタートだったので本当に苦労した記憶がある。中学、高校でもっと勉強していればこんなに大変な思いをすることはなかったと思う。ただ専門学校1年のタイミングで気付けて本当に良かった。ここでまた同じような年齢や学力の人と同じクラスになっていたら恐らく鍼灸師にはなれなかったと思う。
過去の取り組みの甘さに気付き、それを取り返すかのように行動に移せたからこその今がある。これに気付かないまま人生を歩む人、終える人もいるかもしれない。そう考えると自分はまだ早い段階で気付くことが出来たのかもしれない。取り返しのつく後悔。今は1日の中で勉強する時間を必ず確保するようにしている。あれだけ勉強をしてこなかった自分が、勉強から逃げてきた自分がここまで変われた。誰にでも変わるチャンスはあるのかもしれない。後悔から学び、未来を変える。より良い未来を作っていきたい。