歩けない生活と可能性

鍼灸の話
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いしかわゆきさんの著書「書く習慣」に影響され1ヶ月書くチャレンジを始めて今日で24日目

本日のテーマは「今日1日にあった印象的なこと」

歩くことって難しい

患者さんのこの言葉がとても印象的だった。生まれた時は立てないし歩けない。そこから徐々に動きを覚えて立てるようになり歩けるようになる。当たり前のように歩けているがこれが怪我や老化によって衰えてくる。

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生活の質が下がる中でできること

訪問鍼灸をやり始めてからそういう患者さんを診るようになり、いろいろと考えさせられる。歩くことは難しい。脳からの指令が神経を通じて筋肉に伝わる。そして筋肉が動くことで歩けるようになる。あらゆる筋肉に指令がいく。そしてバランスをとるためにも神経の働きが欠かせない。すべての指令が完璧に伝達されなければ歩けないのだ。1つの神経が、1つの筋肉が上手く動かなくなった瞬間歩けなくなる。

理由は人それぞれだ。脊髄損傷、脳梗塞による麻痺、脊柱管狭窄症、圧迫骨折などにより歩けなくなる。当たり前に出来ていたことが出来なくなるほど辛いことはないだろう。そしてこのような患者さんが完全に元通り歩けるようになるのもまた難しいことだ。歩けなくなるということは生活の質を大きく下げることを意味する。自力で外に出ることは出来ない。

お風呂や掃除、料理などの日常生活もままならない。それでも生きていく必要がある。何を喜びに、何を生きがいにすればいいのだろうか。そのために少しでも身体が動くようにアプローチする。まずは立てるようにする、そしてゆっくりでも歩けるようにする。小さなことでも出来ることが1つでも増えると大きな一歩になる。それがあらゆる可能性を広げていく。

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訪問鍼灸の役割

人生の可能性を広げていくことが訪問鍼灸の役割の1つだと思う。大きな価値を与える。治療、そして人生のすごく本質的な部分に触れられる。店舗型の治療院には無かったものをたくさん学ぶことが出来る。そもそもを辿ると自分が訪問鍼灸の現場で働くことは考えたことすらなかった。原点はスポーツをしていた時にケガに苦しんだ自分の経験であったためそういう人を救いたかった。しかしながら巡り巡って辿り着いた今の環境で自分の可能性も大きく広がったような気がする。ここから更なる学びを得ながら患者さんに貢献していきたい。

24歳の鍼灸師
学生時代ケガに苦しんだ部活動生活を送ったことがきっかけで鍼灸師を目指す
専門学校入学直後は成績下位ながらもコロナ自粛期間をきっかけに成績が急上昇。国試本番では正答率8割越えで合格。グループ院に就職も2年で退職し現在は訪問鍼灸師として働きながら学生時代の思い出や現在地をブログ記事として更新中。将来は鍼灸院の開業を目指している

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