鍼灸師を目指した13歳が夢を叶えるまでのお話#5

鍼灸の話
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第5回の今回は高校2年からのお話。

家計が厳しい中で、鍼灸師になるという夢を応援してくれた母との思いとは裏腹に鍼灸師という夢を追うか、大きく稼ぐことのできる業界への就職を目指すか。

迷いを拭いきれないまま終えた高校1年。どうするか毎日考えていた中で迎えた高校2年に大きな転機が訪れます。

前回までのお話はコチラ

1話→鍼灸師を目指した13歳が夢を叶えるまでのお話#1

2話→鍼灸師を目指した13歳が夢を叶えるまでのお話#2

3話→鍼灸師を目指した13歳が夢を叶えるまでのお話#3

4話→鍼灸師を目指した13歳が夢を叶えるまでのお話#4

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迷いの中で下した決断

夢を追うか、安定を取るか。

思いが揺らぐ中迎えた高校2年。

その迷いに終止符を打ったのは専門学校の説明会でした。

患者さんにありがとうと言われながらお金を頂くことのできる職業。それが鍼灸師

そう話した鍼灸学校の先生の言葉に惹かれました

自分のやりたいことをやって、得意なことを活かしてそれでありがとうと感謝されお金を頂くことができる。

これほどのやりがいを感じることができる職業は他にはない。

稼げる、稼げないよりもっと大切な価値観に気付かされ鍼灸師になることを決めました。

鍼灸師って自由だな

そこからオープンキャンパスに何度も足を運び鍼灸の魅力にどんどん興味が沸いてきました。

それだけでなく自分がどのような鍼灸師になりたいか、どのようなキャリアを歩みたいか

オープンキャンパスの時点から先生方はそのような話を持ち掛けてくれました。

当時も今も感じているのですが

鍼灸師って本当に自由だなと思います

何歳でも目指せるし、何歳まで鍼灸師でいても良いいつでも開業できる。

店舗を構えても良いし、訪問治療でも良い、自宅併設での開業も可能。

治療においても使う経穴は人それぞれ、鍼を使っても良いしお灸を使っても良い。

自由に歩める鍼灸師としての人生に思いを馳せていた。

自分のなりたい鍼灸師像をどんどん思い描いていた時期でした。

部活を通して目指したいと思えた鍼灸師像

当時目指していた鍼灸師像としてはケガに苦しむ選手たちを救ってあげたいというものでした。

これは鍼灸師を目指し始めた中学時代と変わらないものでした。

中学時代、ケガで部活を辞めた自分が高校で再び運動部に入り感じていたのは痛みなくプレーできるって難しいなということでした。

中学時代のような大きなけがはなかったものの常にどこかが痛い。そんな状態の中で毎日部活に取り組んでいました。

常に痛みと隣り合わせの部活動人生だった。

みんなどこかが痛い中やっている。痛みがあって思うように体が動かせない中でどうパフォーマンスを上げていくか。ということを考えながらプレーしていたものの、

そもそも痛みなくプレーすることができればこれが1番良いことだというのも感じてはいました。

だからこそ、自分が鍼灸師になって痛みやケガの不安と戦う選手たちを救って全力でプレーできる状態を作ってあげたい。そう考えていました。

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最善を尽くしてくれた治療

鍼灸師を目指すと決めまっすぐに突き進んでいった高校2年が終わり、迎えた高校ラストイヤー。

5月のGWあたりから部活中の膝の痛みが少しずつ出始めてきました。

最後の総体まで1ヶ月を切った中での出来事。

控え選手でただでさえ試合に出るチャンスの少ない自分がここで痛みがあることを打ち明けてしまうとおそらく最後の試合にも出ることは出来ないだろうと考えていました。

チーム一丸となって練習している中で自分だけそこから離れるわけにはいかない。

最上級生としての思い、部活動人生最後に懸ける思いが強く、毎日無理を押して練習を続けていました。

痛みは日に日に強くなっていき5月の後半に入った時点で全力で走ることは出来なくなっていました。

それでも練習に出続けていたのですが総体の2日前、痛みに耐えきれず練習終わりにとある鍼灸整骨院を受診しました。

治療家として何よりも大切な姿勢

かなり膝の状態は悪いです。本来なら1ヶ月は安静にしてほしい状態だけど時期が時期なので出来る限りのことはしておきますね。

先生はそう話してくれました。

鍼、テーピング、ストレッチ。約40分かけて治療をしてくださりました。

痛みはあるものの何とか試合に出られるくらいの状態まで戻りました。

いかなる場合でも最善を尽くす。

鍼灸師として、治療家として何より大切なものをこの治療を通して学ぶことができました。

結局最後の試合は出番なく高校の部活動人生を終えることになったのですが悔いなくやり切れたことは今もとてもいい思い出です。

高校時代の部活動についてのお話→3年間控えでも部活をやって良かったと思えたワケ

いざ入試

部活動を引退して1週間後、7月のAO入試に向けて準備を進めていました。

専門学校の入試は本当に早いですね。

エントリーシートの記入、添削などなどやることは多かったのですが夢に向かって進んでいっていることを日々感じながら楽しく過ごせていたなと思います。

AO入試の内容としては作文と面接と筆記試験。そこまで気負うことなく自分の思いをしっかりと伝えることだけを考えていました。

そして無事合格。

間違いなく受かることは分かっていたもののやはり嬉しいものでした。

自分の夢にまた一歩近づいた!専門学校で3年間しっかり学んで夢を叶えよう‼

高校を卒業してからの3年間に希望を膨らませながらあっという間に高校を卒業しました。

まとめ

今回はここまで!

無事鍼灸専門学校への合格が決まり、高校を卒業しいよいよ専門学校ライフがスタートします

夢と希望しか抱いていなかった自分に訪れた絶望

鍼灸師なんて目指すんじゃなかった。

と入学直後から感じた専門学校1年生の時のお話を次回はしていこうと思います

最後までお読みいただきありがとうございました!

24歳の鍼灸師
学生時代ケガに苦しんだ部活動生活を送ったことがきっかけで鍼灸師を目指す
専門学校入学直後は成績下位ながらもコロナ自粛期間をきっかけに成績が急上昇。国試本番では正答率8割越えで合格。グループ院に就職も2年で退職し現在は訪問鍼灸師として働きながら学生時代の思い出や現在地をブログ記事として更新中。将来は鍼灸院の開業を目指している

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