県外就職で得たもの

鍼灸の話
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いしかわゆきさんの著書「書く習慣」に影響され1ヶ月書くチャレンジを始めて今日で21日目。今日のテーマは「これまでで1番のチャレンジ」

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大きな決断

やはり地元を離れて大阪に来たことだ。1番初めのきっかけは学校の先生のすすめ。地元に残るよりも県外に出た方が経験も積むことが出来るし技術も高いレベルで磨いていくことが出来ると言われた。いろいろと考え、家族ともたくさん話をした。そして、5年以内に地元に帰ることを家族と約束した上で自分が1年でも長く鍼灸師で居続けるために、確かな技術で1人でも多くの患者さんの役に立つためにこの決断を下した。

家族、学校の先生、さらに当時のTwitterのフォロワーの方々など多くの人を巻き込んで下した選択でした。

都会への憧れや遊びたいという気持ちは全く無かった。選んだ就職先に関してはそれだけの魅力を感じていた。大阪のような都会ではなくても選んでいたと思う。

すべてが初めての経験

生まれてからずっと実家暮らしで家事なんかほぼしてこなかった。賃貸探しに始まり家具家電選び、引っ越し、自炊、洗濯機の操作などなど何もかもが初めての経験だった。田舎出身だったので地下鉄というのも初めてだった。出口が1つじゃなくてなかなか地上に上がれなかったのが懐かしいです。

こんなに大変な思いをしながら働くというさらに大変なことに挑む。どれだけ自分を追い込むのだろうかと当時は感じていた。ただ、長い目で見た時に絶対にプラスになると考えていた。というかプラスにするべく行動しなければならないと思っていた。娯楽になるものはすべて実家に置いて、最低限の生活用品と本とパソコンだけを大阪に持ってきた。自分なりの覚悟の決め方だった。

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日本一の激戦区でのスタート

2022年4月、この業界では日本一の激戦区と言われる大阪でのチャレンジが始まった。最終的な目標は地元での開業。それに向けての修行期間と位置付けた。朝は5時40分に起床、朝食のご飯と味噌汁を自分で作る。弁当も作る。その他諸々の準備を1時間ほどで済ませる。7時前から勉強開始。鍼灸の本やビジネス本を読み漁る。8時頃に職場へ向かう。そこからは夜まで治療漬けの日々。家に帰るのは22時前。夕食も自炊。健康的な生活と貯金のため、食事はすべて自炊だった。翌日の準備をして23時頃に寝る。また翌朝5時40分に起きる。鍼灸師1年目はこんな生活を送っていた。

1秒たりとも無駄にしたくなかった。とはいえ仕事をする、働くというのは心身ともに負担の大きいものだ。身体にガタが来るのは思ったよりも早かった。2022年12月、ちょうどサッカーワールドカップの時期に思いっきり体調を崩した。身体は正直だ。どれだけ行動し続けても身体を壊せば本末転倒だ。そこからは自分の身体を大切にするようになった。根性論だけでは抗えないものがあることを悟り、起きる時間も少し遅らせた。休むという選択も大切にした。何も分からなかった1年目、少しずついろんなことを学んだ。そこから2年経って今に至る。

貴重な学びの日々と今後の道筋

鬱になったり転職したり、他にもいろんな壁にぶつかったがその経験1つ1つも貴重な学びだった。まだチャレンジの途中だが県外に出たからこそ出来た経験がたくさんあった。鍼灸師としてはもちろん1人の人間として大きく成長できたと感じている。転職したことで今までより2時間ほど早く家に帰れるようになった。今まで働いていたこの時間を何に使うか。遊びに使うか、勉強に使うか、新しい経験に使うか。自分で自分をどれだけ追い込めるか。これからのポイントになると思う。勝負をかけて、覚悟をもってここまで来た以上今後も良い積み重ねを継続していきたい。

24歳の鍼灸師
学生時代ケガに苦しんだ部活動生活を送ったことがきっかけで鍼灸師を目指す
専門学校入学直後は成績下位ながらもコロナ自粛期間をきっかけに成績が急上昇。国試本番では正答率8割越えで合格。グループ院に就職も2年で退職し現在は訪問鍼灸師として働きながら学生時代の思い出や現在地をブログ記事として更新中。将来は鍼灸院の開業を目指している

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